🗾 地名由来辞典

津島市 つしまし

愛知県 / 津島市 平安時代由来

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津島市の地名は、津島川(現・天王川)東岸の自然堤防上に形成された集落に由来すると考えられます。中世には「津嶋」の表記がみられ、港や川筋に関わる地名として定着しました。

語源

津島市の地名は、津島川(現在の天王川)東岸の自然堤防上に形成された集落に由来すると考えられています。コトバンク所収の『日本歴史地名大系』では、承安5年(1175)の文書に「津嶋」の地名がみえ、少なくとも中世にはこの表記が用いられていたことが確認できます。

また、津島は川筋や水辺の地形と結びついた土地で、周辺の集落も自然堤防上に発達しました。こうした立地から、「津」は水辺の渡し・港を連想させ、「島」は周囲よりやや高い微高地を示す地名要素として理解されることがあります。

歴史的変遷

時代呼称備考
平安津嶋1175年の文書に見える表記
鎌倉津嶋村1282年の文書に村名が見える
室町津島1425年の文書に「尾張国下門真荘津島」とある
近世以降津島地名として定着し、現在の市名へ継承

地名の特徴

津島は、川と自然堤防に支えられた集落として発達した点が特徴です。周辺には同じく水辺・微高地に由来する地名が多く、津島の地名もそうした地形的条件をよく反映しています。

中世には社寺や街道の結節点としても機能しており、地名の定着と地域の発展が密接に結びついていました。

特産・名物

津島市は、津島神社つしまじんじゃ(牛頭天王を祀る尾張津島天王社)の門前町として中世に栄えました。毎年7月に開催される尾張津島天王祭おわりつしまてんのうまつりは、ユネスコ無形文化遺産にも登録された歴史ある祭りで、灯籠を飾った「まきわら船」が天王川を行く光景が有名です。

天王川公園の藤(フジ)は、春に訪れる観光客に親しまれています。広大なフジ棚が作り出す紫色のトンネルは、毎年「藤まつり」の会場となります。

食の名産としては、地元の田園地帯で生産される米や、農家が手がける野菜類が知られています。津島市のふるさと納税の返礼品では、地元産の農産物や特産加工食品が取り扱われています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-18