語源
甲州市は、平成17年(2005年)11月1日に塩山市・東山梨郡勝沼町・大和村が合併して発足しました。市名は公募によって選ばれています。
合併町村名を含まないことを条件に市名を公募し、「甲州市」「武田市」「東山梨市」「フルーツ市」などが候補となった
このなかから「甲州市」が採られた理由は、次のように説明されています。
当市域には甲州葡萄、甲州ワイン、甲州百目柿、甲州鞍馬石など、旧国名の別称である「甲州」を冠した産物が多いこともあり
つまり「甲州」は、甲斐国の別称という旧国名系の地域名であり、同時にこの土地の産物を通じて広く知られた名でもあった、ということになります。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 律令期以降 | 甲斐国/甲州 | 「甲州」は甲斐国の別称 |
| 江戸〜近代 | 甲州◯◯ | 甲州葡萄・甲州鞍馬石など産物名に冠される |
| 平成 | 甲州市 | 2005年11月1日、塩山市・勝沼町・大和村が合併。公募で市名を決定 |
地名の特徴
甲州市は、旧国名の別称を市名に採った例です。同じ山梨県内には甲斐市・甲府市もあり、いずれも「甲斐国」に連なる名です。
市域は日本有数のぶどう・ワインの産地で、勝沼のぶどう畑と甲州種ワインで知られます。市名が産物の名を通じて選ばれたという点で、地名と特産が互いを支え合っている珍しい例といえます。