🗾 地名由来辞典

伊賀市 ( いがし )

三重県 / 伊賀市 平成時代由来

AI生成・人間確認済み

市名は旧国名の伊賀に由来する広域地名で、伊賀地域全体を示す名称として採用されました。合併協議会の全国公募で最も多くの応募を集めた名称で、名張市を除く旧1市3町2村が合併して伊賀市が発足しました。

語源

伊賀(いが)は、もともと旧国名の伊賀国(いがのくに)に由来する名称です。現在の伊賀市は、三重県北西部の伊賀地域を代表する自治体として、この広域地名を市名に採用しました。

市名は平成の大合併の協議の中で決まりました。名張市を含む7市町村の任意協議会(伊賀地区市町村合併問題協議会)が、2002年8〜9月に新市名を全国公募しました。応募2,861件のうち「伊賀市」が623件で最も多く、「伊賀上野市」202件、「いが市」141件が続きました。小委員会は「伊賀市」「いが市」「畿央市」の3案を報告し、同年10月24日の協議会で投票した結果、13票対7票で「伊賀市」に決まりました。

その後、名張市は2003年2月の住民投票を受けて協議から離脱しました。残る6市町村の法定協議会では、2003年4月14日の第1回会合で名称を改めて審議しました。上野商工会議所から「伊賀上野とつけられないのか」と問う声が出ていたことなどから、関係者を説得する時間がほしいとして持ち帰りを求める意見もありました。これに対し、全国公募の結果を重く見る意見が相次ぎ、「伊賀上野市」では城下町だけを指す名になりかねないという指摘も出ました。首長選挙を控えていることなどからその日に決めるべきだという意見が多く、漢字の「伊賀市」で確定しました。伊賀市は2004年11月1日に発足しています。

なお、伊賀の地名そのものについては、険しい山を意味する「イカ」に由来する説、地形を栗刺に見立てた説、アガツヒメにちなむ説など複数の説がありますが、伊賀市の市名としては旧国名・広域地名の継承が直接の由来です。

歴史的変遷

時代呼称備考
飛鳥伊賀国令制国としての伊賀の呼称
江戸伊賀地域名・旧国名として継続
平成伊賀市(新市名称)2002年、任意協議会が全国公募を経て投票で決定
平成伊賀市2004年の新設合併で市名として成立

地名の特徴

伊賀市の「伊賀」は、実際の市域よりも広い伊賀地域を示す名称です。伊賀地域は、伊賀市と名張市の2市で構成されています。

また、伊賀地方にはエゾ語系地名をめぐる研究もあり、周辺の地名解釈が多様に論じられています。ただし、伊賀市という自治体名そのものは、そうした個別地名の語源ではなく、旧国名を踏まえた地域名の採用に基づくものです。

特産・名物

伊賀市は忍者の里として知られるとともに、日本屈指のブランド食材を誇る土地だ。「伊賀米コシヒカリ」は昼夜の大きな寒暖差が生む高品質米で、日本穀物検定協会から最高評価「特A」を取得している。伊賀組み紐も国の伝統的工芸品で、着物の帯締めからアクセサリーまで幅広く制作されている。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-26