語源
田布施町の地名は、中世の史料に見える「田布施郷」に由来します。コトバンク掲載の『日本歴史地名大系』によれば、田布施は万之瀬(まのせ)川支流の堀川流域一帯をさす地名で、中世から史料に見えます。
また、当時の表記には「多布施」「田布施郷」もあり、嘉元三年(一三〇五)の史料には「たふせのかう」と見えます。現在の町名は、この古い地名を受け継いだものです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 中世 | 田布施郷 / 多布施 | 万之瀬川支流堀川流域一帯の地名として史料に見える |
| 中世 | たふせのかう | 嘉元三年(一三〇五)の史料に見える表記 |
| 明治・大正以降 | 田布施町 | 1921年に町制施行 |
地名の特徴
田布施は、山口県南東部の熊毛郡にある町名で、古い郷名をそのまま町名として継承した例です。周辺にも中世由来の地名が多く、地域の歴史を伝える地名として位置づけられます。
同じく「郷」や流域名に由来する地名は、山口県内外でもしばしば見られ、土地の利用や集落のまとまりを反映していることが多いです。