語源
柳井市の地名は、湘江庵の境内に伝わる「柳と井戸」の伝説に由来するとされています。市の案内によると、約1400年前、豊後国の長者の娘・般若姫が都へ向かう途中でこの地に立ち寄り、井戸の清水で喉を潤したお礼に柳の楊枝を差し出したところ、それが一夜にして芽吹いて大きな柳になったと伝えられます。
この故事から、その地は「楊(やなぎ)井(い)」、すなわち「柳と井戸」と呼ばれるようになり、のちに「柳井(やない)」へ変化して市名の由来になったとされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 柳と井戸 | 般若姫伝説に基づく地名の起源とされる |
| 不明 | 柳井 | 「柳と井戸」から転じたとされる現在の地名 |
地名の特徴
柳井市では、この伝説にちなんで湘江庵が「地名の由来」とされる場所として案内されています。地名に柳と井戸という自然物が組み合わさっている点が特徴で、同様に伝承や景観を背景に成立した地名の一例といえます。
また、市の木に「やなぎ」が選ばれていることからも、柳のイメージが地域の象徴として根付いていることがうかがえます。