語源
「山口」の地名は鎌倉中期以降の文献に見られ、その語源については複数の説がある。
最も有力な説は地形由来説で、山口盆地の北側、椹野川の支流・一ノ坂川に沿って山地へ分け入る「山の入り口(山口)」にあたる地形に由来するとされる。東鳳翩山への入り口に当たる周辺地域が「山口」と呼ばれたという。
別説として、「山の縁(ふち)」を意味する「ヤマフチ」が転じたとする説もある。
歴史的変遷
| 時代 | 記録・出来事 |
|---|---|
| 鎌倉中期 | 文献に「山口」の地名が登場 |
| 室町時代 | 大内氏が山口を拠点とし、京文化を移植した「西の京」として栄える |
| 1871年 | 廃藩置県の際、県庁所在地の山口町の名がそのまま県名に採用 |
| 1929年 | 市制施行により山口市が誕生 |
地名の特徴
山口は室町時代に大内氏の城下町として繁栄し、「西の京」と称されるほど京都の文化が移植された都市として知られる。地名は山へ向かう入り口という地形的特徴をそのまま表しており、盆地を囲む山並みを背景とした地名と言える。廃藩置県の際に県庁が置かれた町の名がそのまま県名となった例でもある。