語源
多摩市の「多摩」は、多摩川に由来する地名とされています。市の公式説明では、多摩村の成立時に旧村名ではなく「多摩川から命名した」とされ、地域名としての「多摩」もこの川の名から広まったと説明されています。
さらに、その「多摩川」の語源については諸説ありますが、最も有力なのは、上流の山梨県丹波山地方に起こる丹波川に由来するという説です。『和名抄』で「多摩」の訓が「タバ」とされることも、この説を補強する材料とされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 多摩村 | 明治22年の町村制施行で成立 |
| 昭和 | 多摩町 | 昭和39年4月1日に町制施行 |
| 昭和 | 多摩市 | 昭和46年11月1日に市制施行 |
地名の特徴
「多摩」は、東京都西部の広い地域名としても用いられる代表的な地名です。市名の成立には、旧村名の調整や同名回避の事情もあったとされますが、根本には多摩川という大きな地形要素があり、周辺の「多摩」を冠する地名群とも深く結びついています。
また、同じく川に由来する地名としては、流域名や旧郡名へ発展した例が各地に見られます。多摩市の場合も、川の名が地域名、郡名、そして市名へと受け継がれた点が特徴です。