語源
調布市の「調布」は、古代に多摩川で晒した布を、租税である「調」として朝廷に納めたことに由来するとされています。調布はもともと「調として納める布」を意味し、転じて粗末な衣服を指す語でもありました。
この地では多摩川流域で布を晒してつくる産物が知られており、その土地柄が地名に反映されたと考えられています。なお、古くは「たづくり」「てづくり」とも読まれていました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 調布村 | 1889年に複数の村が合併して成立 |
| 昭和 | 調布市 | 1955年に神代町と合併して市制施行 |
地名の特徴
調布という地名は、東京都内でも古代の租税制度と結びついた由来を持つ代表的な例です。多摩川流域の地名として、川と布づくりの関係が地名の背景にある点が特徴です。
同じく「調布」の語は、岡山の菓子名にも見られ、古代の「調布」という語義が広く文化に残っていることがうかがえます。