語源
川根本町は、2005年に旧中川根町と旧本川根町が合併して成立した町名です。町名の「川根」は、旧来の地域名を受け継いだもので、紹介記事では大井川が大きく湾曲する左岸にあり、階段状の地形や大井川が運んだ砂礫質の地質に由来する可能性が示されています。
一方、「本町」は合併後の新しい自治体名として付け加えられた要素で、旧2町の中心的な町であることを示す名称です。したがって、現在の町名は「川根」という歴史的地名を基礎に、「本町」を組み合わせたものといえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 河根郷・徳山郷 | 大井川右岸は遠江国山香庄の一部「河根郷」、左岸は駿河国大津庄の一部「徳山郷」と称された |
| 明治 | 中川根村・上川根村など | 町村制施行により、旧中川根町・旧本川根町の基となる村が成立 |
| 平成 | 川根本町 | 2005年9月、旧中川根町と旧本川根町が合併して成立 |
地名の特徴
川根本町の地名は、大井川流域の地形と深く結びついています。大井川の流れに沿った山あいの地形、川の運搬した砂礫、そして川沿いの段丘的な景観が、地名の成立背景として考えられています。
また、町内には「地名駅」や「地名」のように、同じ読みを持つ地名が見られますが、ここでの「川根」は地域全体の歴史地名としての性格が強い名称です。茶業で知られる川根茶の産地としても有名で、地名と地域産業が密接に結びついている点も特徴です。