🗾 地名由来辞典

菊川市 きくがわし

静岡県 / 菊川市 不明時代由来

AI生成

市名は市内を流れる菊川に由来し、川名の由来には城飼川(きこうがわ)の転訛説や菊石・菊目石にちなむ説などがあります。

語源

菊川市の市名は、市内を流れる菊川きくがわに由来します。菊川の由来には複数の説があり、国土交通省の紹介では、上流の佐夜の中山にある「菊石」や、菊川町友田にある「菊目石」にちなむ石説、また古くの城飼(きこう)郡にちなんだ「キコウ川」が変化して「菊川」になったとする説が挙げられています。

また、Web上の地名解説では、周辺一帯が古くは荘園で放牧が行われていたことから「城飼川(きこうがわ)」が転じたとする説が有力とされる一方、台地上で水が伏流しやすいことから「ククカハ(漏川)」の意とみる説も紹介されています。いずれにしても、川の性格や周辺の地勢、地域の歴史が重なって生まれた地名と考えられます。

歴史的変遷

時代呼称備考
平安菊河駅『吾妻鏡』承久三年(1181年)の記述に見える古い表記。
鎌倉菊川川名としての用例が見られ、以後さまざまな表記・解釈が伝わる。
昭和菊川町旧菊川町の町名として定着。
平成菊川市2005年に菊川町・小笠町の合併で市制施行。

地名の特徴

菊川は、牧之原台地と小笠山系に挟まれた低平地を流れる川で、蛇行が多く、古くから洪水と深く結びついてきました。そのため、地名としての「菊川」も、単なる植物名ではなく、川の流れや地形、地域の歴史的記憶を反映した名称として理解できます。

同じ「菊川」という名は、静岡県島田市の地名や東京都墨田区の地名にも見られますが、菊川市の場合は市域の中心を流れる河川名がそのまま自治体名になった点に特徴があります。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16