語源
美郷町は、2004年10月1日に邑智郡の複数の町村が合併して成立した自治体です。町名は、新しい町の将来像を表す名称として採用されたもので、「美しい郷土」「美しい里」という意味合いを持つと考えられます。
町の公式紹介でも、江の川が中央を貫き、山林が町域の大半を占める自然豊かな地域として案内されており、こうした景観や暮らしの魅力を象徴する地名として「美郷」が選ばれたとみられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 邑智郡の各村 | 町域は複数の村に分かれていた |
| 平成 | 美郷町 | 2004年10月1日に合併して成立 |
地名の特徴
「美郷」は、全国各地で見られる「美しい郷」を意味する新しい自治体名の一つです。島根県美郷町の場合は、江の川流域の自然、山林の多さ、地域文化の豊かさを前面に出した名称で、観光・移住の文脈でも町のイメージを伝える役割を担っています。
同じ読みの自治体名として秋田県の美郷町もありますが、島根県の美郷町は中国山地の山あいに位置し、川と森に囲まれた地勢が特徴です。
特産・名物
美郷町を代表する農産物のひとつが「石見和牛」で、豊かな山地の自然の中でのびのびと育てられた黒毛和牛が肉質の良さで知られる。ふるさと納税では石見和牛のステーキや焼肉用が人気返礼品として提供されている。
江の川が中央を流れる美郷町では、清流を生かした川の幸も豊富だ。藻屑蟹(川ガニ)や天然鮎は江の川を代表する食材で、秋に解禁されるもくずがに漁は地域の風物詩となっている。また、山で獲れるイノシシの肉(山くじら)は猪鍋用として流通しており、山の恵みを代表する食材だ。
米はきぬむすめ・コシヒカリなどが栽培されているほか、無添加・長期熟成の手作り味噌も地域の特産品として知られる。ふるさと納税では、石見和牛・もくずがに・地元産米・長期熟成味噌・干し芋などが返礼品として用意されている。