語源
栗東は、近江国の栗太郡の東に位置したことから生まれた地名です。市の広報でも、「栗東とは『栗太郡の東』に由来する」と説明されています。
昭和29年(1954年)10月1日、治田・金勝・葉山・大宝の4村が合併して栗東町が誕生し、その新しい町名として「栗東」が採用されました。もともと広い範囲を占めていた栗太郡の東部を表す漢語的な命名で、戦後の町村合併の中で定着した地名です。
なお、読みの「りっとう」は難読ですが、「栗」の音読み「りつ」と「東」の音読み「とう」を合わせた形として理解できます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 昭和 | 栗東町 | 昭和29年、治田・金勝・葉山・大宝の4村合併で成立 |
| 平成 | 栗東市 | 平成13年、単独で市制施行して誕生 |
地名の特徴
栗東市の地名は、旧郡名をもとに方角で地域を示すタイプの地名です。近い例としては、「郡名+東西南北」で新しい自治体名を作る命名が各地に見られます。
また、栗東では町名の成立より前に栗東中学校が開校しており、地域の結びつきが強かったことがうかがえます。平成13年の市制施行も、周辺市町との合併ではなく単独で行われた点で全国的に珍しい事例です。
特産・名物
栗東市は「馬のまち」として知られており、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センターが1969年に開設されています。約2,000頭の競走馬が調教を受けるこの施設は市の象徴的な存在です。ふるさと納税の返礼品には、センターで実際に使用された調教ゼッケンを再利用したバッグや蹄鉄(てってつ)バックル付きペンケースなど、「馬のまち」ならではの個性的なグッズが揃っており、全国の競馬ファンから注目を集めています。
農産物では「イチジク」が栗東市の代表的な特産品です。収穫期の8月から10月にかけて、地元の直売所や県内のスーパーに新鮮なイチジクが並びます。そのほか近江牛も栗東市のふるさと納税返礼品として人気があります。
近江米や地元産の農産物・加工品もふるさと納税の品揃えに加わっており、JRAの競走馬関連グッズと並んで栗東市のふるさと納税返礼品の特色を形成しています。競馬と農業が共存する栗東ならではの多彩な返礼品が、全国の支援者に届けられています。