語源
越生の地名由来には諸説ありますが、越生町の公式案内では、平野と山地の接点に位置し、秩父方面へも上州方面へも尾根や峠を越える必要があることから、これに由来する「尾根越し(おねごし)」が「尾越し(おごし)」へ変化したという説が有力とされています。
また、古くは「越生郷」の地名が見られ、柳田國男は「峯越(ヲゴシ)」の意味ではないかと述べています。いずれも、山地を越えて行き来する土地柄を反映した地名と考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 鎌倉 | 越生郷 | 古い地名として伝わる |
| 江戸 | 越生 | 村名・地域名として定着 |
| 明治 | 越生町 | 町制施行後の名称 |
| 昭和 | 越生町 | 現行の町名として継続 |
地名の特徴
越生町は外秩父山地と関東平野の境にあり、町域の多くが山地です。こうした地形は、同じく「越」を含む地名に見られる「越谷」「川越」「越前」などと同様、越える・峠を越すといった地形的な意味合いを連想させます。
また、町名の読みは「おごせ」で、漢字表記と読みの対応が難しい難読地名として知られています。町内には越生駅や越生梅林など、町名を冠した施設・観光地も多く、地名としての認知度は高い地域です。
特産・名物
越生町は梅とゆずの産地として埼玉県内随一の生産量を誇ります。関東三大梅林の一つに数えられる越生梅林には、樹齢670年を超える古木「魁雪」をはじめ約1,000本の梅が植えられており、梅林周辺を含めると開花期には約20,000本もの梅が咲き誇ります。越生の梅は果肉が厚いことで知られ、栽培面積・収穫量ともに県内随一。5月下旬から6月下旬にかけて出荷シーズンを迎えます。
ゆずも越生町を代表する特産品で、収穫量・出荷量は県内トップクラスです。越生のゆずは香りの高さと果肉の厚さが特徴とされ、11月中旬から12月下旬にかけて出荷されます。梅・ゆず両方を活かした加工品が豊富で、梅干し・梅酒・梅ジュース・梅ジャム・ゆず羊羹・ゆずジャム・ゆずの里飲料「ゆず之介」などが町を代表する名産品として親しまれています。
ふるさと納税の返礼品としては、梅こだわり4種詰め合わせセット・梅ジュースセット・梅酒・ゆず関連加工品セットなどが揃っており、梅とゆずの里・越生の魅力を全国へ届けています。