語源
ふじみ野市の市名は、1993年(平成5年)に開業したふじみ野駅の駅名に由来します。駅名は、当時進められていた2市2町の合併運動の中で公募され、合併後の新市名「ふじみ野市」にちなんで付けられました。
その後、2市2町の合併は住民投票で不成立となりましたが、駅名は変更されずに残りました。のちに2005年(平成17年)、旧上福岡市と旧大井町が合併する際、新市名として「ふじみ野市」が採用され、現在の市名となりました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 平成 | ふじみ野駅 | 1993年開業。合併構想に由来する駅名 |
| 平成 | ふじみ野市 | 2005年の合併で市名として採用 |
地名の特徴
「ふじみ野」は、富士見市や上福岡市、大井町、三芳町を含む広域的な合併構想の中で生まれた名称です。地形や自然そのものを直接表すというより、地域再編の過程で定着した新しい地名であり、近隣の富士見市との関係でもしばしば話題になりました。
同様に、鉄道駅名が先に定着し、その後に自治体名へ転用された例としては、首都圏の新興住宅地や再開発地域に見られる地名形成の一類型といえます。
特産・名物
ふじみ野市は都心から約30km圏内の首都近郊農業が盛んな地域で、ねぎ・ほうれん草・ブロッコリーなどの野菜が主要な農産物として栽培されています。地元産の新鮮な野菜は「いるマルシェ」などの直売所を通じて地域住民に親しまれており、江戸時代から続く食材産出地としての歴史を今に受け継いでいます。
また、ふじみ野市では地元ならではの菓子・食品も生まれています。川越のサツマイモを使用した甘さ控えめの「長宮最中」や、無添加製法のバター風味のサブレ「サブレー福岡太鼓」は、市の商工会が推薦する市のお薦め特産品として知られています。さらに、地域の老舗料亭や専門店が手がけるうなぎ蒲焼など、質の高い食品も市内で生産されています。
ふるさと納税の返礼品としては、うなぎ製品や地元野菜を使った加工品、こだわりの菓子類などが揃えられており、ふじみ野市の豊かな食文化を全国に発信しています。