語源
新座という地名は、天平宝字2年(758)に武蔵国へ新羅郡が置かれたことに由来するとされています。のちにこの郡名は新座郡へ改称され、現在の市名はその古い郡名を受け継いだものです。
市の公式説明では、明治以降の町村合併を経て昭和30年に新座町が成立した際、古い地名である新座郡から名を取ったとされています。さらに昭和45年11月1日に市制施行され、新座市となりました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 新羅郡 | 武蔵国に設置された郡名 |
| 平安 | 新座郡 | 『延喜式』などに見える表記 |
| 江戸 | 新倉・新座など | 地域内で複数の表記・読みが見られた |
| 昭和30年 | 新座町 | 大和田町と片山村の合併で成立 |
| 昭和45年 | 新座市 | 市制施行により現在の市名へ |
地名の特徴
新座市の由来は、朝鮮半島の新羅から渡来した人々と関わる古代の郡名にさかのぼる点が特徴です。埼玉県内でも、古代の行政区画や渡来系集団との関係を伝える地名として知られています。
また、市域には野火止用水や平林寺など、歴史と自然が重なり合う景観が残っており、地名の由来とあわせて地域の歴史を感じられる土地です。
特産・名物
新座市は農業と食品加工の両面で個性的な特産品を生み出している地域です。市内ではにんじん・里芋・ほうれんそうなどの野菜が多く栽培されており、特ににんじんは地元の食文化に深く根づいています。にんじんを使った「にんじんうどん」や「にんじんケーキ」は、地元食材を活かしたご当地グルメとして親しまれています。
また、市内にある珍しいだちょう牧場では「だちょうの卵サブレ」「だちょうの卵アイス」などのユニークな加工品が販売されており、観光客や地域の注目を集めています。伝統工芸品としては「押絵羽子板」があり、手工芸の文化が受け継がれています。さらに、新座の良質な水が育む特別純米酒「こぶしの里」や「野火止」など地酒も名産として知られています。
新座市のふるさと納税では、フランス王家ゆかりの菓子ブランド「ダロワイヨ」のマカロン(市内工場製造)、新座産にんじんを使ったスイーツ「里神楽」、新座ぎょうざなど、地元の素材と企業が結びついた返礼品が揃っています。