語源
加須市の「加須(かぞ)」という地名は、古い文献では「加増村」「神増村」とも記され、元禄期ごろには「加須」の表記が用いられるようになったと考えられています。
ただし、由来そのものについては確定的な説がなく、検索結果でも「語源は未詳」とされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 加増村 | 田園簿に見える表記 |
| 江戸 | 神増村 | 貞享元年の久喜鷹場村数覚に見える表記 |
| 江戸 | 加須村 | 元禄郷帳で確認できる表記 |
| 明治以降 | 加須町・加須市 | 町村制施行後、のちに市制へ |
地名の特徴
加須は、現在の加須市中央部にあたる旧町場を中心に発達した地名です。
周辺には三俣、久下、礼羽などの古い地名が残っており、利根川流域の低地に形成された地域の歴史を今に伝えています。
特産・名物
加須市を代表する名物が加須うどん(かぞうどん)です。約300年前の江戸時代中期、利根川の渡し場や不動岡の總願寺(そうがんじ)の門前で参拝客をもてなしたのが始まりとされています。「足踏み」「寝かせ」といった手打ちうどん独特の工程を通常の倍も重ねることで生まれる強いコシとなめらかなのどごしが特長で、現在も市内各地の店舗や農家で受け継がれています。市の公式サイトでも「加須うどん」として紹介されており、ふるさと納税の返礼品としても人気があります。
また、加須市は全国有数の鯉のぼりの産地としても知られています。明治初期に始まった鯉のぼりの製造は、大正12年の関東大震災後に注文が急増し、第二次世界大戦前には生産量日本一を誇りました。現在も市内では鯉のぼりの製造が続けられており、毎年5月3日には全長100メートルのジャンボこいのぼりを遊泳させるイベントが開催されています。鯉のぼりをモチーフにした「鯉のぼり最中」などの土産品も人気で、ふるさと納税の返礼品にも採用されています。
農業の分野では、利根川流域の肥沃な土地を活かしてうなぎや米・野菜などの生産も盛んで、「かぞブランド」として市が認定した優れた地元産品が多数揃っています。