🗾 地名由来辞典

杵築市 きつきし

大分県 / 杵築市 江戸時代由来

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市名は中世以来の「木付(きつき)」に由来し、江戸時代に「杵築」の字が用いられるようになりました。城下町として発達した歴史を持つ地名です。

語源

杵築きつき市の市名は、中世以来の木付きつきという地名に由来します。コトバンク掲載の『世界大百科事典』によれば、もともとは「木付」と書かれていましたが、1712年(正徳2)に江戸幕府が藩に与えた朱印状に「杵築」と記されていたことから、この字が用いられるようになりました。

つまり、読みは古くから「きつき」でしたが、表記は時代とともに「木付」から「杵築」へと変化したと考えられます。地名そのものは、木付氏が治めた城下町としての歴史と深く結びついています。

歴史的変遷

時代呼称備考
中世木付旧来の地名表記。木付氏の城下町として発達
江戸杵築1712年の朱印状で「杵築」の字が用いられる
明治以降杵築近代以降も表記が継承され、市名として定着

地名の特徴

杵築市は、城下町としての景観がよく残ることで知られます。地名の由来も、単なる自然地形ではなく、武家政権や城下町の形成と結びついた歴史的な性格が強いのが特徴です。

また、同じ「杵築」という地名は、出雲大社の門前町として知られた島根県の旧杵築町(現・出雲市の一地区)にも見られますが、大分県の杵築市とは由来の背景が異なります。このため、同表記の地名でも地域ごとに歴史的文脈を分けて理解する必要があります。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16