🗾 地名由来辞典

美里町 ( みさとまち )

宮城県 / 美里町 平成時代由来

AI生成・人間確認済み

2006年の小牛田町・南郷町の合併に際し、住民から公募した名称の中から合併協議会の投票で選ばれた町名です。旧町名の文字を組み合わせた合成地名ではありません。

語源

美里町(みさとまち)は、2006年(平成18年)1月1日に遠田郡の小牛田町と南郷町が新設合併して生まれた町です。町名は、合併協議会が両町の住民から公募した名称の中から、協議会委員の投票によって選ばれました。

「美里」の字は、小牛田・南郷のどちらの旧町名にも含まれていません。旧町名の一部を組み合わせた合成地名ではなく、公募で寄せられた名称の一つが採用されたものです。今回確認した第1回・第5回の協議会会議録と第5回の会議資料には、「美里」という語の意味や選定の理由を協議会として説明した記述は見当たりません。

命名の経緯

2005年(平成17年)2月8日の第1回小牛田町・南郷町合併協議会で、新町の名称は公募とすることが決まりました。応募できるのは両町に住所を有する人で、応募期間は2月15日から、当初案の2月23日までを委員の要望で延長した2月28日まででした。

応募総数は760件、うち有効は711件(小牛田町から510件、南郷町から201件)で、名称の種類は359に及びました。応募作品一覧を見ると、「美里町」という表記には「ミサトチョウ」「ミサトマチ」のほか「ミノリチョウ」という読みでの応募もありました。

3月5日の第5回協議会では、委員が1人3点以内を選ぶ一次選定で、美里町・江鳴町・遠田町・小牛田町・こごた町・とおだ町の6点が候補に残りました(上位5点の予定が、遠田町と小牛田町が同数となったため6点)。続く投票では、投票総数17票のうち美里町が9票、遠田町と小牛田町が各4票で、美里町が過半数を得て新町名に決まりました。同日提出の議案では、名称は「美里町(みさとまち)」とされています。

選ばれた名称の応募者の中から抽選で決まる「名付け親大賞」の受賞者は、応募はがきに、この名を考えた理由として「柔らかな町名でよい」と記していました。

歴史的変遷

時代呼称備考
明治(1889年)小牛田村4月1日、南小牛田村・牛飼村が合併
明治(1889年)中埣村4月1日、平針村・南高城村・中高城村・成田村・中埣村・荻埣村・南牧目村が合併
明治(1889年)北浦村4月1日、北浦村・桑針村・関根村・鶴ヶ埣村・深沼村が合併
明治(1889年)南郷村4月1日、福ヶ袋村・練牛村・大柳村・二郷村・木間塚村・和多田沼村が合併
明治不動堂村従前のとおり
明治(1907年)小牛田町4月1日、小牛田村が町制施行
昭和(1950年)不動堂町4月1日、不動堂村が町制施行
昭和(1954年)小牛田町4月1日、小牛田町・不動堂町・中埣村・北浦村が合併
昭和(1954年)南郷町7月1日、南郷村が町制施行
昭和(1954年)小牛田町8月1日、敷玉村青生地区が加わる
昭和(1956年)小牛田町1月1日、一部が古川市へ
平成(2006年)美里町1月1日、小牛田町・南郷町が合併

地名の特徴

町は宮城県北東部にあり、奥羽山系を源とする鳴瀬川と江合川が町内を流れ、土地は平坦で、町の面積の約7割を水田や畑が占める農業の町です。東北本線・陸羽東線・石巻線が交差する交通の要衝でもあります。町名の「美里」は合併時の公募と投票によって選ばれた名称で、確認した協議会の資料では、こうした地形や土地の特色と町名を結びつけた説明はされていません。

特産・名物

美里町を代表する果物は、北浦地区で生産される「北浦梨」です。甘くてみずみずしい幸水や豊水、希少品種のアッピーなど、数多くの品種が栽培されており、毎年開催される梨フェアでも人気を集めています。

また、「とんたろう」というブランド名で製造された牛タンやハム、ソーセージなどの肉製品も自慢です。つなぎゼロのハンバーグや自家製スパイスの燻製など、地元の農家・畜産物が生み出すこだわりの逸品が多数ラインナップされています。

さらに、じゃがいもやトマト、とうもろこしなどの野菜類も地元の農家によって丁寧に作られています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-27