🗾 地名由来辞典

玉城町 ( たまきちょう )

三重県 / 玉城町 昭和時代由来

AI生成・人間確認済み

昭和30年に田丸町などが合併して成立した町で、町名は田丸城の古称「玉丸城(たまるじょう)」にちなむとされます。城は南北朝期に北畠親房が築いた砦に始まります。

語源

玉城(たまき)町の町名は、昭和30年(1955年)に田丸町・東外城田村・有田村が合併して新町が成立した際に定められたものです。

名の元は、町の中心にある田丸城(たまるじょう)の古称**「玉丸城」**とされています。『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』は「町名は田丸城の古称玉丸城にちなむ」と記します。

玉丸の呼称は町の公式説明にも見えます。町の「田丸城跡」の解説は、南北朝時代の延元元年(1336年)に北畠親房が南朝側の拠点として砦を築いたのが「田丸城(玉丸城)」の始まりであるとし、のちに北畠氏の一族である「田丸(玉丸)氏」が居城したと述べています。つまり**「田丸」と「玉丸」は同じ城・同じ氏族の古今の表記**であり、町名はその古い側の表記を採ったものです。

町章が「タマキ」の「キ」を図案化し、全体の円で「玉」を表すことも、町名の「玉」の字が意識されていたことを示しています。

歴史的変遷

時代呼称備考
室町玉丸(田丸)1336年(南北朝期)、北畠親房が砦を築く。城は玉丸城とも呼ばれた。
安土桃山田丸織田信雄が田丸城主となる。
江戸田丸町周辺紀州領となり、のちに明治維新まで続く。
明治田丸町・東外城田村・有田村・下外城田村町村制施行で各村が成立。
昭和玉城町1955年に合併して玉城町が誕生。城の古称「玉丸」にちなむ。翌年に下外城田村を編入。

地名の特徴

玉城町は、伊勢神宮の鎮座とともに神領となり、倭姫命に随行した荒木田氏によって開拓されたと伝えられる、神宮との結びつきが深い地域です。町内には摂社・末社が多く、歴史的にも宗教的にも伊勢との関係が色濃く残っています。

また、町の中心部には田丸城跡があり、城下町としての性格も強いのが特徴です。現在の中心地名が「田丸」であるのに対し、町名のほうは城の古い呼び名「玉丸」を受けており、同じ城から二つの表記が別々に受け継がれている点が玉城町の地名の面白さです。

特産・名物

玉城町は伊勢神宮外宮にも奉納されるブランド豚「玉城豚」の産地として知られる。農産物では寿司米に使われる地元産米や、柿・梨・イチゴなどの果実、まこもやキャベツ・カボチャなどの野菜も栽培されている。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-23