語源
多気町の町名は、郡名の「多気」を採用したものです。『和名抄』には伊勢国多気郡や多気郷の名が見え、古くは「タケ」と読まれていたとされます。
語源については複数の説があります。ひとつは「高くなった所」を表す地形語に由来するという説で、ほかに竹が生育する土地を意味する説、古語の「多木(たき)」(食物の多くできる土地)に由来する説、さらに「たぎる」に通じる水の勢いを表す語に由来する説も伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 多気郡多気郷 | 『和名抄』に見える古い地名 |
| 江戸 | 多気(たけ/たき) | 旧来の郡名・地名として継承 |
| 昭和 | 多気町 | 1955年の合併時に郡名に因んで新命名 |
地名の特徴
多気町の「多気」は、町名であると同時に郡名・駅名・旧来の地名としても広く使われています。三重県内では、古代地名の継承と、読みの変化が重なって残った例として知られます。
また、同じ「多気」を含む地名は、周辺の多気郡内にも見られ、地域の歴史的な中心地としての性格を反映しています。
特産・名物
多気町は三重県中部に位置し、松阪牛の最大産地の一つとして知られる。町全体の松阪牛肥育頭数は松阪牛全体の20%を超えており、すき焼き・ステーキ・焼肉など多彩な形でふるさと納税返礼品として提供されている。果物では「前川次郎柿」が特産品で、甘柿の最高級品とも評される絶品の甘さが特徴だ。お茶では伊勢茶、農産物では伊勢芋・多気みかんが産地として知られる。道の駅「VISON(ヴィソン)」は食・農・医を融合させた大型複合商業施設として地域の農産物・加工品を集めており、地域ブランドの発信拠点となっている。