語源
菰野町の「こもの」は、もともとこの地にマコモ(真菰・真薦)やクサヨモギなどが生い茂る原野が広がっていたことに由来すると伝えられます。そこを切り開いて村づくりが始められたため、「こもの」と命名され、それが町名になりました。
町名の表記には、これまで薦野、古茂野、菰野が使われています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 薦野・古茂野・菰野 | 町名表記として用いられた字形の変遷 |
| 昭和 | 菰野町 | 1928年に町制施行、のち合併・編入を経て現在の町域へ |
地名の特徴
「菰野」は、植物が繁茂する原野を開発して成立した地名として理解できます。三重県内には、自然環境や開墾の歴史を反映した地名が各地に見られ、菰野町もその一例です。
また、地名研究では「コモ」を山間地や崩壊地形に結びつける説も見られますが、町公式サイトではマコモなどの生育と開墾の伝承を由来として案内しています。
特産・名物
菰野町は鈴鹿山脈の麓に位置し、清流と山の幸が特産を支える町だ。最大の特産品は「真菰たけ(マコモ)」で、菰野町の名産として真菰や地元産大豆を使った和洋菓子がふるさと納税返礼品として提供されている。「自然薯(じねんじょ)」も特産品で、地元料理専門店「茶茶」のとろろめしキットは人気の返礼品だ。伊勢志摩サミット(2016年)で採用されたベーコン・ソーセージ3品セットも菰野町発のブランド品として注目される。伝統工芸品「萬古焼」のパスタ皿やマグカップなどの陶磁器も返礼品として提供されており、山の恵みと工芸が共存する町の特色が表れている。