語源
厚木の地名の由来には諸説ありますが、定説はありません。厚木市の資料では、木材の集散地であったことから「アツメギ」が「アツギ」に変化したという説や、アイヌ語の「ヤオロケシ(寄木)」に由来するという説が紹介されています。
また、厚木市域の歴史資料では、建武5年(1338年)の文書に「相州厚木郷」と見えるのが史料上の初出とされています。地名そのものの意味は確定していないものの、相模川流域の交通・交易の要地として発達した土地柄が、地名の成立背景に関わっていたと考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 南北朝 | 相州厚木郷 | 建武5年(1338年)の書状に見える史料上の初出 |
| 江戸 | 厚木村 | 宿場町・交易の場として発達し、「小江戸」とも呼ばれた |
| 昭和 | 厚木市 | 昭和30年(1955年)に市制施行 |
地名の特徴
厚木は相模川右岸に位置し、丹沢方面の林産物や周辺の農産物、海産物が集まる交易の結節点として発展しました。こうした地理的条件から、地名も「集散地」を連想させる説が伝えられています。
同じく神奈川県央の地名では、河川交通や宿場町の発達と結びついて成立した例が多く、厚木もその代表的な地域の一つです。