語源
つくば市の市名は、『風土記』に見える筑波岳、すなわち筑波山の山名に由来します。
「筑波」は「ツクハ(尽端)」の意味で、山尾根の端に突出した山を表す語と考えられています。
また、市名をひらがな表記にしたのは、漢字の「筑波」だと「ちくば」などと誤読されるおそれがあったこと、さらに親しみやすく現代的な印象を重視したためとされています。市発足当時の県知事・竹内藤男による命名で、「つくば市」のほかに「つくば学園市」「新つくば市」も候補に挙がっていました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 筑波岳(筑波山) | 『風土記』に見える山名。市名の由来となった。 |
| 昭和 | つくば市 | 1987年の市制施行時にひらがな表記で成立。 |
地名の特徴
つくば市は、筑波山に由来する地名を市名として受け継いだ例です。茨城県内には「筑波」を含む地名が複数あり、近隣の筑波町との混同を避ける意味でも、ひらがな表記は機能的でした。
現在のつくば市は研究学園都市として知られますが、地名そのものは古くからの山名に根ざしており、自然地形と近代的都市像が重なっている点が特徴です。