🗾 地名由来辞典

取手市 とりでし

茨城県 / 取手市

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「取手」は、戦国時代にこの地へ築かれた砦に由来するという説が有力です。ただし、平安時代末の史料にも周辺地名が見えるため、正確な起源は断定されていません。

語源

取手とりでの地名は、戦国時代に大鹿太郎左衛門のとりで(大鹿城、現在の取手競輪場付近)があったことに由来するという説が知られています。
一方で、平安時代末の11世紀には周辺地名がすでに史料に見え、13世紀にも稲村・戸頭・高井・大鹿などの地名が登場するため、地名の成立はそれ以前にさかのぼる可能性があります。

また、平将門が城堡(砦)を築いたことに由来するという説もあります。史料上は「取手」「鳥手」「鳥出」などの表記ゆれも見られ、由来そのものが一つに定まっていない地名です。

歴史的変遷

時代呼称備考
平安周辺地名伊勢神宮の相馬御厨として史料に登場
鎌倉稲村・戸頭・高井・大鹿など相馬氏の領地として史料に見える
戦国砦に由来する地名説大鹿城の存在にちなむとされる
近世以降取手・鳥手・鳥出文献によって表記が揺れる

地名の特徴

取手市の地名は、利根川沿いの要地としての性格と結びついて語られることが多いです。
「砦」に由来するという説は、川筋の防衛拠点としての歴史をよく示していますが、同時に古い史料に複数の表記が残るため、単純な一語源では説明しきれない面もあります。

周辺には小文間のように、古い地形や集落の歴史を反映した地名も見られ、取手一帯が古くから人の往来と定住のあった地域であることがうかがえます。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16