語源
新温泉町の「温泉」は、古代の木簡に見える「温泉郷」に由来すると考えられています。町域には湯村温泉をはじめ温泉地があり、温泉が湧き出る土地を表す地名として理解できます。
なお、現在の町名「新温泉町」は、2005年10月1日に浜坂町と温泉町が合併して成立したもので、旧町名の「温泉町」を引き継ぎつつ、新たな自治体として「新」を冠した名称です。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 温泉郷 | 平城京跡出土木簡に「但馬国二方郡温泉□」と見える。 |
| 昭和 | 温泉町 | 1927年に町制施行。旧自治体名として定着。 |
| 平成 | 新温泉町 | 2005年、浜坂町と温泉町の合併で成立。 |
地名の特徴
新温泉町は、但馬地方の海岸部と山間部をあわせ持つ町で、地名にもその土地の自然条件が反映されています。とくに「温泉」は、湯村温泉を中心とする温泉文化と深く結びついており、古代から湯の利用が行われていた可能性を示す資料も残ります。
また、同町は浜坂・温泉の両地域が合併して成立したため、地名としては比較的新しい一方、内部には古い郷名・村名・温泉地名が重層的に残っています。