語源
厚岸町(厚岸ちょう)の地名は、アイヌ語の「アツケウシイ」に由来するという説と、「アツケシ」に由来するという説があります。
「アツケウシイ」は、アツ(at)=オヒョウニレの樹皮、ケ(ke)=はがし、ウシ(us)=いつもする、イ(i)=所、という意味で、樹皮をはぎ取る場所を表すとされます。
一方の「アツケシ」は牡蠣の漁場を意味するとされ、厚岸湖・厚岸湾周辺の海産資源と結びついた地名解釈として伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 厚岸 | 松前藩の交易・漁場として知られる地域名として用いられた |
| 明治 | 厚岸町 | 町制施行により行政地名として定着 |
地名の特徴
厚岸町は、海と湿原が近接する道東らしい自然環境を持ち、漁業と結びついた地名解釈がなされやすい地域です。
同じ釧路管内の地名にもアイヌ語由来のものが多く、厚岸もその一つとして、土地の利用や自然環境を反映した名称と考えられています。
特産・名物
厚岸町は「牡蠣のまち」として全国に知られる道内屈指の水産の町です。厚岸湖と厚岸湾を行き来させながら30ヵ月かけて育てる独自の手法により、「マルえもん」「カキえもん」などのブランド牡蠣は国内でも珍しく年間を通じて生食出荷が可能です。また、さんま・昆布・鮭・アサリ・ウニ・ツブ・イカなど多彩な海産物も水揚げされ、厚岸はバラエティーに富んだ漁業の町でもあります。酪農も盛んで、生乳を使ったアイスクリーム・チーズ・ハム・ソーセージなどの加工品も地域の重要な産品です。
ふるさと納税の返礼品には、マルえもん・カキえもんをはじめとしたブランド牡蠣が特に人気で、さんまや昆布・乳製品なども多数ラインナップされています。