語源
新冠町の地名は、アイヌ語の「ni-kap(ニ・カㇷ゚)」に由来し、「木の皮」、とくに楡皮を意味するとされています。町名の由来としては、この地のアイヌが楡皮を暮らしに用いていたことにちなむと伝えられています。
また、元来は「比布」にあたる「岩下」を意味する地名だったとされ、文化6年に「新冠」へ改称されたといわれます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | ピポㇰ | 元来の地名とされる |
| 江戸 | 新冠 | 文化6年に改称されたと伝えられる |
| 昭和 | 新冠町 | 1961年に町制施行 |
地名の特徴
新冠町は日高地方の沿岸部に位置し、アイヌ語由来の地名が多い北海道南部の中でも、生活文化に結びついた語源が伝わる地名です。楡皮は衣服や薬の材料として重要であり、地名にも当時の暮らしぶりが反映されていると考えられます。
同じ日高地方には、浦河町、様似町、えりも町など、アイヌ語に由来する地名が多く見られます。
特産・名物
新冠町はサラブレッドの産地として全国的に知られており、「サラブレッド銀座」と呼ばれる牧場街道には数多くの名馬が誕生しました。ハイセイコーやナリタブライアンを輩出した歴史を持ち、馬産地観光も町の重要な魅力となっています。食の特産品では、生乳を活かしたモッツァレラチーズやプレミアムジェラートが評判で、フレッシュな乳製品が地域を代表する一品です。また、日高産昆布を使ったセットも返礼品として人気があります。ふるさと納税では搾りたて生乳のジェラート・チーズ・豚ヒレ肉・昆布のほか、新冠トンネルで熟成させたワインも個性的な返礼品として登録されています。