語源
増毛町の町名は、アイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」に由来するとされます。意味は「かもめの多いところ」で、ニシンが群来る時に海一面にかもめが飛ぶ景観にちなむと伝えられています。
増毛という漢字表記は、このアイヌ語地名に当てられたものです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | マシケ領 | 1706年に松前藩士・下国家が知行したとされる |
| 江戸 | 増毛場所 | 1751年に商人・村山伝兵衛が請負、交易が始まる |
| 明治以降 | 増毛町 | 現在の自治体名として定着 |
地名の特徴
増毛町は日本海沿岸の町で、ニシン漁と深く結びついた歴史を持ちます。町名の由来も、海鳥が集まる海辺の景観と結びついており、北海道の沿岸地名に多いアイヌ語由来の例の一つです。
同じくアイヌ語に由来する道内の地名では、自然環境や動植物の様子を表したものが多く見られます。
特産・名物
増毛町は日本海に面した古くからの漁師町で、水産物が豊富な特産地です。なかでも国内産の数の子は水揚げ量が少ない希少品として知られており、ボタンエビや甘えびも人気の返礼品となっています。春と秋の年2回だけ水揚げされるシマエビも人気が高く、新鮮なうちに急速冷凍した商品が提供されています。いくら・ほたて・松前漬けなど豊かな海の幸が揃っています。また、「日本最北の酒蔵」として知られる国稀酒造の日本酒は増毛町を代表する特産加工品で、かつてニシン漁で栄えた港町の歴史と結びついた銘酒として評価されています。これらの海産物と日本酒はふるさと納税の返礼品として広く提供されています。