語源
仁木町の地名は、明治12年(1879年)11月に徳島県から集団入植した仁木竹吉(にき たけよし)にちなんで名付けられたものです。仁木竹吉らが余市町を経てこの地に入植し、翌年に仁木村が成立したことが、町名の由来とされています。
アイヌ語由来ではなく、開拓者の姓をそのまま地名にした人名由来の例です。北海道では開拓期の入植者名に由来する地名も少なくありませんが、仁木町はその代表的な例のひとつです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 仁木村 | 仁木竹吉らの入植を契機に成立 |
| 昭和 | 仁木町 | 町制施行により現在の名称へ |
地名の特徴
仁木町の由来は、自然地形やアイヌ語ではなく、開拓史と人物名に結びついている点に特徴があります。北海道の後志地方ではアイヌ語起源の地名が多い一方で、仁木町は入植者の名を残した珍しいタイプの町名です。
同じ後志地方でも、余市町・古平町・神恵内村などはアイヌ語に由来するとされ、仁木町はそれらとは対照的な成り立ちを持っています。
特産・名物
仁木町は「果実とやすらぎの里」とも呼ばれる果樹の町で、夏のさくらんぼと秋のブドウが最も知られた特産品です。さくらんぼは「紅秀峰」などの品種が栽培されており、糖度が高く酸味の少ない甘みが特徴です。また、イチゴ・ブルーベリー・プルーン・リンゴなど春から秋にかけて多彩なフルーツが収穫され、近年ではぶどうを活かしたワイナリーも誕生しています。
さくらんぼやブドウ、ワインなどはふるさと納税の返礼品として全国から人気を集めており、北海道有数のフルーツ産地としての評価を高めています。