語源
厚沢部町(あっさぶちょう)の地名はアイヌ語に由来するとされます。由来には複数の説があり、たとえば「アッ・サム(楡皮・のそば/楡皮・干す処)」、または「ハッチャム・ペッ(桜鳥・川)」といった解釈が紹介されています。
いずれの説でも、現在の地名はアイヌ語の音をもとに和人が表記を当てたものと考えられます。厚沢部は、道南の難読地名としても知られています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | アッ・サム / ハッチャム・ペッ など | アイヌ語由来の説がある |
| 明治以降 | 厚沢部 | 現在の表記が定着 |
地名の特徴
厚沢部町は北海道南西部の檜山地方に位置し、山林が広い自然豊かな地域です。地名由来がアイヌ語である点は、北海道の多くの地名と共通しています。
同じくアイヌ語由来とされる道南・道央の地名には、音の変化や漢字の当て方に特徴が見られ、厚沢部もその一例です。
特産・名物
厚沢部町は「あっさぶメークイン」の発祥地として知られています。甘みとしっとりした食感、煮崩れしにくい特性が評価されているメークインは、厚沢部町の低温貯蔵によってさらに甘みを増す特性があり、地域団体商標に登録されるほどの銘産品です。また、蝦夷舞茸(えぞまいたけ)も町の特産品で、香り・味ともに高い評価を得ており、炊き込みご飯やえぞまいたけを使った加工品として販売されています。さらに、とうもろこしやキタアカリ、バターナッツなどの野菜類も生産されており、山林に恵まれた自然環境が多様な農産物を支えています。ふるさと納税の返礼品にはあっさぶメークインをはじめ、えぞまいたけ製品、黒豆ロールなどの加工品が登録されています。