語源
北広島市の「広島」は、明治17年(1884年)に広島県から北海道へ移住した開拓団に由来する。 広島県出身の和田郁次郎ら25戸103人が現在の北広島市周辺へ入植し、「広島開墾」と呼ばれる開拓地を築いたことから、「広島」の名が定着した。その後、1894年に月寒村から分村して「広島村」が成立した。 1996年に市制施行する際、既存の「広島市」と同名になることを避けるため、既に駅名として定着していた「北広島駅」に合わせ、「北広島市」と改称された。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 広島開墾 | 広島県人移住団による開拓地 |
| 明治 | 広島村 | 1894年に月寒村から分村 |
| 昭和 | 広島町 | 1968年に町制施行 |
| 平成 | 北広島市 | 1996年に市制施行 |
地名の特徴
北海道の地名にはアイヌ語由来のものが多いが、北広島市は本州からの移住者の出身地に由来する比較的新しい和名地名である。 また、札幌市近郊の発展に伴い住宅都市として成長しつつも、地名には北海道開拓史と広島県移民の歴史が色濃く残されている。
特産・名物
北広島市は2023年3月に北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド HOKKAIDO」が開業し、スポーツ観光都市としても注目を集めている。北海道銘菓「白い恋人」の製造拠点が市内にあることでも知られ、ジェラートやジンギスカン、地元産野菜の詰め合わせなど多彩な特産品が揃う。ふるさと納税では試合観戦チケットや応援グッズを返礼品に組み込んだ「ファイターズふるさと納税」がユニークな取り組みとして話題となり、スタジアム内の店舗で使える電子クーポンなど新しいスタイルの返礼品も登場している。地元農産物の定期便や北海道産豚肉を使った加工品なども人気を集め、開拓の歴史と新たなまちの魅力が融合した返礼品が全国に発信されている。