語源
厚別の地名は、区内を流れる厚別川の名に由来するとされます。札幌市厚別区の案内では、周辺の古い地名として野幌一帯が「野津幌(のつほろ)」と呼ばれ、その語源がアイヌ語の「ヌプ・オル・オ・ペッ(野の中の川)」に由来すると説明されていますが、厚別という区名そのものは厚別川にちなむ地名です。
一般には、厚別はアイヌ語の「アッ・ペッ(樹皮・川)」に由来するとされ、川の名が地域名として定着したものと考えられています。北海道の地名では、川名が先にあり、その周辺の集落や行政区画の名称へ広がる例が多く、厚別もその一つです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 厚別川 | 地域名のもとになった川名 |
| 昭和 | 厚別区 | 札幌市の行政区として定着 |
地名の特徴
厚別区は、札幌市の東部に位置し、野幌・上野幌・下野幌など、周辺に「野幌」系の地名が多く見られます。これらは同じくアイヌ語由来の地名群として理解されることが多く、厚別区一帯の地名景観を特徴づけています。
また、区内には厚別川をはじめとする河川があり、地名が水系と強く結びついている点も北海道らしい特徴です。
特産・名物
厚別区は主に住宅・商業地で構成される都市型の区であり、区内には農業産地的な性格は薄いが、北海道開拓の村(野幌森林公園内)が所在し、道内各地の開拓期建造物を移築した野外博物館として道産子文化の発信拠点となっている。施設内で販売される開拓時代の食文化を再現した菓子・加工品は土産品として人気がある。
また、新さっぽろ地区は商業集積地として発展しており、北海道各地の食材や名産品が集まるショッピングゾーンとして機能している。ふるさと納税(札幌市)の返礼品としては、生ノースマンや月寒あんぱんなどのスイーツ、海産加工品が代表的な品として提供されている。