語源
揖斐川町は、昭和30年(1955年)に揖斐郡の揖斐町・北方村・大和村・清水村・小島村が合併した際に新しく付けられた町名です。町名のもとになった「揖斐」は、奈良時代の「伊備郷」に見える古い地名にさかのぼり、そこから地名の「揖斐」や河川名の「揖斐川」が生まれたと考えられています。
「揖斐(伊備)」の語源については、水田へ水を引く設備の「井樋(いび)」に由来する説がありますが、音の対応からはやや難があります。そのため、池や用水の堤などから水を引く所に設ける水門を意味する「楲(いひ)」に由来するという説が有力とされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 伊備郷 | 地名の古形として見える |
| 平安〜室町 | 揖斐荘 | 揖斐川流域の荘園名として伝わる |
| 昭和 | 揖斐川町 | 1955年の合併で成立した新町名 |
地名の特徴
揖斐川町の名は、町域を代表する河川である揖斐川と強く結びついています。岐阜県西部では、川や水利に関わる地名が古くから残っており、「揖斐」もその一つとして、地域の水文化や地形を反映した地名といえます。
特産・名物
揖斐川町は、豊かな水資源と肥沃な大地に恵まれ、歴史から培われた独自の食文化を持つ地域です。代表的な特産品としては、「美濃いび茶」をはじめとする高品質なお茶製品や、天然のジビエ、そして米などの農作物群が挙げられます。
■ 美濃いび茶(抹茶ジェラートなど) 岐阜県揖斐郡で育まれてきた歴史あるお茶「美濃いび茶」は、その深い味わいが特長です。この茶葉を贅沢に使用した抹茶ジェラートなどは、一番茶ならではの風味と、ミルクの優しい甘みが調和した逸品として知られ、「日本ギフト大賞2017」でも受賞実績があります。
■ 天然ジビエ(鹿肉など) 町内では、天然の動物資源であるジビエ(特に鹿肉)を活用した商品が注目されています。害獣対策としても取り組まれているこの地元の食材は、フランクやハンバーグ、カレーなど様々な形で加工され、環境問題への取り組みと食の安全を両立させています。
■ 米・農作物全般 豊富な水資源に支えられ、米をはじめとした多様な農作物が栽培されています。揖斐川町全体で、おいしい米や野菜などの一次産品が豊富に手に入り、地域経済を支える基盤となっています。また、町の自然環境を活かした「CO2フリー電気」なども独自の資源として注目されています。
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品としても幅広く取り扱われており、お茶や肉類、さらには地域のエネルギー源に至るまで、揖斐川町の恵みを自宅で楽しむことができます。