🗾 地名由来辞典

海津市 かいづし

岐阜県 / 海津市 明治時代由来

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海津市の名は、旧海津郡に由来し、さらに海西郡と下石津郡を合わせた合成地名です。海西の「海」は古く尾張国海部郡にさかのぼるとされます。

語源

海津市(海津かいづし)の「海津」は、旧郡名の海津郡に由来します。海津郡は1896年(明治29年)に海西郡と下石津郡が統合されてできた合成地名で、両郡名の一字ずつを取って名づけられました。

さらに「海西」の「海」は、古く尾張国海部郡に由来するとされ、木曽川右岸が美濃国へ所属替えとなった地域の俗称から広まったものです。つまり、海津市の地名は、郡名の合成と、さらにその背後にある古代の郡名の継承が重なって成立しています。

歴史的変遷

時代呼称備考
明治海西郡・下石津郡1896年に統合され海津郡となる
明治海津郡海西郡と下石津郡の合成地名
昭和海津町1955年の合併時に新町名として採用
平成海津市2005年に海津町・平田町・南濃町が合併して成立

地名の特徴

海津市は木曽三川が流れる輪中地帯に位置し、周辺の水郷・治水の歴史と深く結びついた地域です。地名そのものは地形を直接表すというより、郡の統合によって生まれた行政地名ですが、その背景には古代以来の「海部」系の地名の連続性が見られます。

同じく「海」の字を含む地名としては、愛知県の海部郡やあま市があり、いずれも古い郡名の系譜を引く点が共通しています。

特産・名物

海津市は、豊かな自然と歴史に育まれた独自の食文化を持つ地域です。特筆すべき名物として、「飛騨牛」や「富有柿」を使った加工品などが挙げられます。

【飛騨牛】 海津市の代表的な特産品の一つが飛騨牛です。すき焼きやしゃぶしゃぶなど、様々な調理法に合わせたロース肉から、希少部位の焼肉食べ比べセットまで幅広く提供されています。地元事業者が長年培ってきた精肉技術により、飛騨牛本来の深い味わいを最大限に引き出した商品が多数取り扱われています。

【富有柿と柿酢】 海津産の美味しい「富有柿」は、その高糖度から様々な加工品を生み出しています。特に注目されるのが天然発酵・無添加の「柿酢」です。熟成方法(バーボン樽、シェリー樽など)によって風味や香りが変化し、そのまま飲み物としてだけでなく、料理やお菓子へのトッピングとしても楽しめます。また、旬を迎える富有柿自体も期間限定で味わうことができます。

【その他】 地元では、お千代保稲荷名物の和菓子「草もち」など、伝統に根ざした銘菓や、「冷やしみかん大福」といった観光地を彩る逸品も人気です。

これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品としても幅広く提供されており、ご自宅にいながら海津市の豊かな味覚をお楽しみいただけます。

参考資料・出典

最終更新: 2026-07-21