語源
飛騨という地名は、古くから「ひだ」と読まれてきました。由来には、山が襞(ひだ)のように連なっている地形にちなむ説と、田舎・辺境を意味する「ひな(鄙)」に由来する説があります。
また、古い表記としては「斐太」「斐陀」なども用いられていました。現在の「飛騨」という字が定着したのは飛鳥時代で、『続日本紀』には大宝2年(702年)に飛騨国が神馬を献じたことを受け、以後この表記が広まったと伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 古代 | ひだ / 斐太 / 斐陀 | 古くから「ひだ」と読まれていた |
| 飛鳥 | 飛騨 | 「飛騨」の字が用いられるようになったとされる |
| 近代以降 | 飛騨市 | 2004年に市制施行 |
地名の特徴
飛騨は岐阜県北部の山岳地帯を指す広域地名でもあり、飛騨市の市名もこの旧国名に由来します。山深い地形を反映した地名として理解されることが多く、同じく旧国名に由来する地名としては、美濃地方の「美濃」などが挙げられます。
飛騨市内の地名にも、旧町村名を冠した「古川町」「神岡町」「河合町」「宮川町」など、合併前の地域名を引き継ぐ形が見られます。