語源
山県市の市名は、合併前の旧郡名である山県郡に由来します。市の公式案内によると、その名の由来は「御野国山方郡」で、正倉院に現存する最古の戸籍に記されていた地名です。
また、コトバンクでは「山県」は「山にあるあがた」、転じて「山の畑」「山の方」を意味する地名として説明されています。岐阜新聞デジタルでも、山県市の意味を「山の方」と紹介しており、山地丘陵が多い市の地勢を反映した地名と考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 御野国山方郡 | 正倉院の最古の戸籍に見える古い地名 |
| 江戸 | 山県郡 | 旧郡名として継承 |
| 平成 | 山県市 | 2003年4月1日に高富町・伊自良村・美山町が合併して成立 |
地名の特徴
山県市は岐阜市の北側に位置し、山地丘陵部が多い地形です。市名の「山県」は、こうした山に近い土地柄を端的に表す地名といえます。
同じく「山の方」を連想させる地名は各地にありますが、山県市の場合は古代の郡名を受け継いで市名となった点が特徴です。合併によって新設された市でありながら、古い地名の歴史を今に伝えています。