語源
上島町(上島ちょう)の「かみじま」は、古くからこの地域一帯で用いられてきた名称です。由来にはいくつかの説があり、ひとつは藩政期に伊予松山藩が三津が浜を境として、それより上の地域を「上島」、下を「下島」と呼んだことに結びつくとする説です。
また、中世に大山祇神社の寺社領であった「三島七島(上島七島)」の一つである「上島」に由来するという説もあります。現在の上島町は上島諸島と魚島群島から成りますが、町名はこうした歴史的な島嶼呼称を受け継いだものと考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 中世 | 上島 | 三島七島(上島七島)の一つとしての呼称とされる |
| 江戸 | 上島 | 松山藩で「上」「下」の区分に用いられたとする説がある |
| 平成 | 上島町 | 2004年10月1日に町制施行・合併により成立 |
地名の特徴
上島町の地名は、瀬戸内海の島々に広がる歴史的な地域名をそのまま行政地名に取り入れた点に特徴があります。周辺には「しまなみ海道」沿いの島々や、広島県側の因島など海上交通で結びついた地域が多く、島の呼称が生活圏や交易圏と密接に関わってきました。
同じく瀬戸内海の島嶼部では、古い地域名や藩政期の呼称がそのまま町名・地区名として残る例が見られます。上島町もそうした歴史的地名の継承例の一つです。
特産・名物
上島町は、瀬戸内海に浮かぶ25の離島からなる自然豊かな地域であり、そのゆったりとした環境の中で育まれた高品質な特産品が数多くあります。特に「青いレモン」を筆頭に、柑橘類や独自の食文化が魅力です。
【代表的な特産品】
- 青いレモン・柑橘類: 温暖な気候を活かして栽培される高品質な青いレモンは、上島町の代名詞とも言える存在です。果汁の製造やカットレモンの形で利用され、その爽やかな風味は多くの人々に愛されています。
- レモンポーク: 青いレモンを食べて育った豚肉が特産品の一つです。レモンの栄養をまとうことで、独自の旨味と風味が生まれています。
- かみりん焼き(地元菓子): 上島町のゆるキャラ「かみりん」の形をしたお菓子で、地元のイベントなどで人気を集めています。あんこやカスタードなどが入った手作りの温かい味わいが楽しめます。
- 備前焼・工芸品: 弓削島では、土と向き合い職人技が光る陶器(備前焼)の制作が行われています。自然の風合いを活かしたシンプルでモダンな作品は、贈答品としても人気です。
上島町の特産品は、青いレモンや地元の食材を使った加工食品から、伝統工芸品まで多岐にわたります。これらの魅力的な商品は、ふるさと納税の返礼品としても幅広く提供されており、地域を応援する方々にとって大変人気の高いお品目となっています。