語源
「横浜」は、海岸線に沿って横に長く伸びる浜を指す地名と考えられている。青森県横浜町は下北半島の中間部にあり、西を陸奥湾、東を吹越烏帽子・金津山などの山地に囲まれている。長く伸びた浜の背後を山が遮る細長い地形で、Wikipedia はこの地形から自然についた地名と思われるとしている。
もっとも、この由来を明記した辞典や町の公的な説明は確認できていない。『日本歴史地名大系』も横浜湊の項で位置と沿革を記すのみで、地名の由来には触れていない。「横に長い浜」という説明は地形との整合から広く受け入れられているものであり、典拠のある定説ではない点に注意が必要である。
なお「横浜」は全国に分布する地名で、神奈川県の横浜市もよく知られる。同じ語による同名であって、両者に系統的なつながりがあるわけではない。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸(寛永21年・1644) | 横浜湊 | 盛岡藩が浦の支配を強化した際、北郡八ヵ所の浦の一つとして同心が置かれた |
| 明治22年(1889) | 横浜村 | 4月1日、町村制施行により上北郡横浜村を設置 |
| 昭和31年(1956) | 横浜町 | 4月1日、横浜村を横浜町に改称 |
地名の特徴
横浜町は陸奥湾東岸に位置し、『日本歴史地名大系』によれば横浜湊は横浜集落の西方海岸にあった。寛永21年(1644)に盛岡藩が浦の支配を強化した際、北郡八ヵ所の浦の一つに数えられており、近世を通じて船の出入りする湊であったことがわかる。
地名としては、人物や事件ではなく海岸線の形そのものを名にした類に属する。「浜」は水辺の地形を指す語で、全国に広く分布する。名から特定の歴史を読み取ることはできないが、その素っ気なさこそが、この土地が長く浜として認識されてきたことを示している。
特産・名物
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