🗾 地名由来辞典

都道府県名の由来

鳥取県 とっとり

不明時代由来
AI生成

水鳥を捕る職能集団『鳥取部(とっとりべ)』に由来し、その起源は『日本書紀』垂仁天皇の代に天湯河板挙が白鳥を捕獲した説話にまでさかのぼる。

語源

「鳥取」という地名は、古代の職能集団である**鳥取部とっとりべ**に由来する。鳥取部とは、宮廷に献上するための水鳥(愛玩用の鳥)を捕獲することを職とした部民集団のことである。

その起源は『日本書紀』垂仁天皇すいにんてんのう二十三年の条にある説話に求められる。成人しても言葉を発することができなかった誉津別王子ほむつわけのみこが、空を飛ぶ白鳥を見て初めて言葉を発した。天皇は白鳥の捕獲を命じ、天湯河板挙あめのゆかわたなが鳥を追い続け、ついに出雲の地で捕獲に成功した。この功績により「鳥取造とっとりのみやつこ」の称号を授けられ、その地が「鳥取」と呼ばれるようになったとされる。

県名確定の経緯

廃藩置県(1871年)の際、旧鳥取藩の領地に鳥取県が設置された。一時期は島根県に合併されたが、1881年(明治14年)に再び分離・独立し、現在の鳥取県となった。

歴史的変遷

時代区分・名称備考
律令期因幡国・伯耆国令制国として別々に統治
江戸鳥取藩池田氏が藩主
明治4年(1871)鳥取県廃藩置県で設置
明治9年(1876)島根県に合併一時的に廃県
明治14年(1881)鳥取県として再置分離・独立して現在に至る

地名の特徴

「鳥取」は動物(鳥)と職能(取る)を組み合わせた地名で、古代日本の職業的部民制度を色濃く反映した名称である。現代でも「鳥取砂丘」や「因幡の白兎」など、動物にまつわる地域の伝承・文化が豊かであり、地名の由来ともよく調和している。全国最少の人口を擁しながら、日本最古の文献に記された地名の一つでもある。

地名の変遷

  1. 奈良 因幡国・伯耆国 — 令制国として分立していた

参考資料・出典

最終更新: 2026-05-01