語源
周参見の地名は、海が荒れすさぶさまを表す「すさぶうみ」から転じたものとされます。『紀伊続風土記』の解釈として、波風の烈しい海を意味する「須佐備宇美(すさびうみ)」が略され、「須佐美」となり、さらに現在の「すさみ」へつながったという説が紹介されています。
旧表記の「周参見」は、この音に漢字を当てたものです。地名の意味としては、太平洋に面した海岸地形と、荒波の印象が強く反映されたものと考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 周参見 | 旧来の表記。音に当てた漢字表記とされる。 |
| 不明 | すさみ | 現在の町名。荒れすさぶ海に由来するとされる。 |
地名の特徴
すさみ町は熊野灘に面し、海岸線の景観や磯釣りで知られる地域です。地名由来も、こうした海辺の自然環境と結びついて理解されます。
同じく和歌山県内には、自然の様子や古い信仰、伝承に由来する地名が多く見られます。すさみ町の例も、土地の風景をそのまま言い表した地名の一つといえます。