語源
吉見町の地名は、伝説によると「ヨクミユ」と言ったことに始まるとされています。古代には横渟と呼ばれ、のちに横見となり、現在の「吉見」に変化したと伝えられます。
また、この地域はかつて横見郡と呼ばれており、町名はその歴史的な地名を受け継いだものと考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 古代 | 横渟 | 伝説上の古い呼称 |
| 古代〜中世 | 横見 | 地域名として用いられたとされる |
| 明治22年 | 東吉見村・西吉見村・南吉見村・北吉見村 | 町村制施行により4か村に編成 |
| 明治29年 | 横見郡から比企郡へ | 郡名が消滅 |
| 昭和29年 | 吉見村 | 4か村が合併して成立 |
| 昭和47年 | 吉見町 | 町制施行 |
地名の特徴
吉見町は、旧横見郡の歴史を今に伝える地名です。町内には吉見百穴や黒岩横穴墓群など古代の遺跡が多く、地名の変遷とあわせて、古くから人々が暮らしてきた土地であることがうかがえます。
また、町名の「吉見」は、周辺の「東西南北」の4か村が合併して成立した経緯とも重なり、地域のまとまりを象徴する名称としても位置づけられています。
特産・名物
吉見町は「いちごの里」として知られ、昭和30年代から続くいちご栽培の歴史を持ちます。肥沃な土壌と確かな栽培技術に裏打ちされた「吉見いちご」は、最盛期にはJA吉見の直売所に連日長い列ができるほど人気を集めます。「とちおとめ」の糖度の高さと豊かな果汁、「べにたま」の大粒で真っ白な果肉と爽やかな酸味など、品種ごとの個性が楽しめます。
道の駅「いちごの里よしみ」では、生いちごのほかいちごを使ったジャムやスイーツ、ジュースなどの加工品も充実しており、吉見町の農業の顔として多くの観光客を引き寄せています。ふるさと納税の返礼品でも吉見いちごは人気品目で、旬の時期に産地直送で届けられます。