語源
「八潮」という地名は、1956年(昭和31年)に南埼玉郡の潮止村・八條村の一部・八幡村が合併した際に誕生した名称である。
新しい自治体名を決めるにあたり、それぞれの村名から文字を取り、
- 「八條村」の「八」
- 「潮止村」の「潮」
を組み合わせて「八潮」と名付けられた。
その後、1964年に八潮町、1972年に八潮市となり、現在の市名へと引き継がれている。
「潮」の字が使われているため海に関係する地名と思われることも多いが、実際には内陸部に位置する市であり、中川や綾瀬川など多くの河川に囲まれた低湿地帯であった歴史を背景としている。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 潮止村・八條村・八幡村 | 周辺農村として成立 |
| 昭和 | 八潮村 | 1956年の合併により成立 |
| 昭和 | 八潮町 | 1964年に町制施行 |
| 昭和 | 八潮市 | 1972年に市制施行 |
地名の特徴
八潮市は埼玉県南東部、中川低地に位置し、中川・綾瀬川・垳川などの河川に囲まれている。低湿地が広がる地域であったため、水との関わりが強い土地として発展してきた。
市内には「垳(がけ)」という日本でも珍しい漢字地名が残っており、水路や低地地形と深く結びついた地域文化を見ることができる。
特産・名物
八潮市はかつて低湿地帯の農村として小松菜・ほうれんそう・天王寺かぶなどの野菜栽培が盛んに行われていました。特に小松菜は市内でも一定量が生産されており、小松菜を使った菓子や地酒など、農産物を活かした加工品が商工会認定の特産品として作られています。
一方で、戦後の高度経済成長期から急速に工業化が進んだ八潮市は、現在では金属加工・機械製造を中心とする埼玉県有数の工業地帯となっています。埼玉県第3位の工場数を誇るモノづくりの街であり、多様な製造業が集積しています。町工場が集まり連携して製作するキャンプ用品など、製造業の技術を活かしたユニークな製品も注目を集めています。
八潮市のふるさと納税では、地元工場から製造日に発送されるできたてポテトチップ、農産物・食品類、製造業の技術を活かしたキャンプ用品など、農業・製造業の両面から地域の魅力を伝える多彩な返礼品が用意されています。