語源
倉敷市の地名は、旧地名の「倉敷村」に由来します。一般には、中世に年貢米や貢納物を領主へ送るため、周辺から集めて保管した場所を指す「倉敷地」に由来するとされます。
また、倉敷は「蔵屋敷」が転訛したものとする説や、「倉」が船蔵屋敷・水夫屋敷を指すとする説も伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 戦国時代末期〜安土桃山時代 | 倉敷村 | 1565年〜1585年ごろに成立したとされる |
| 江戸時代 | 倉敷村 | 代官所が置かれ、物資の集散地・陣屋町として発展 |
| 明治20年 | 倉敷町 | 町制施行により改称 |
| 昭和 | 倉敷市 | 市制施行後、周辺地域を編入し現在に至る |
地名の特徴
倉敷の地名は、単なる地形名というより、港湾・流通・行政の機能と結びついた歴史地名としての性格が強いのが特徴です。
同種の「倉敷地」は各地に見られますが、倉敷市では旧市街の発展とともに地名が現在まで強く残り、倉敷美観地区の歴史的景観と一体になって知られています。