語源
竹田市の「竹田」は、旧竹田町の地名を引き継いだものです。市域の歴史をたどると、直入郡一帯には古代から牧馬や狩猟の伝統があり、草原地帯を背景にした生活文化が根づいていました。こうした地域史の上に、城下町としての竹田が形成され、現在の市名へと受け継がれています。
なお、現在の竹田市は平成17年(2005年)4月に竹田市と直入郡の荻町・久住町・直入町が合併して成立しました。地名そのものの直接的な語義よりも、歴史的な町名・城下町名としての継承性が強い名称です。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 竹田町 | 岡藩の城下町として発展 |
| 明治 | 竹田町 | 町村制施行後も地名として継続 |
| 昭和 | 竹田市 | 市制施行により市名となる |
| 平成 | 竹田市 | 平成17年の合併で現在の市域に再編 |
地名の特徴
竹田市は、阿蘇・くじゅうの山々に囲まれた高原地帯に位置し、牧馬や狩猟の文化が古くから伝わった地域です。市内には岡城を中心とする城下町の景観が残り、地名もまたこの歴史的景観と強く結びついています。
同じく豊後地域では、地形や生業、城下町の成立を背景にした地名が多く見られます。竹田の名は、自然環境と武士の拠点としての歴史が重なって定着した地名といえます。