語源
村田町の「村田」という地名は、嘉吉年間(1441〜1444年)に小山九郎業朝(おやまくろうなりとも)が伊達氏の家臣となり、村田館を築いて「村田殿(むらたどの)」と称されたことに始まると伝えられています。
つまり、館の名とその主の呼び名が地名として定着したもので、中世の城館由来の地名といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 嘉吉年間 | 村田館 | 小山九郎業朝が築いた館名 |
| 中世 | 村田殿 | 業朝の呼称として伝承される |
| 1889年(明治22年) | 村田村 | 村田本郷・足立村・薄木村・小泉村が合併 |
| 1895年(明治28年) | 村田町 | 町制施行 |
| 1955年(昭和30年) | 新制の村田町 | 村田町・沼辺村・富岡村菅生地区が合併 |
| 1960年(昭和35年) | 現在の区域へ | 川崎町から櫛挽・道海地区を編入 |
地名の特徴
村田町は、仙台市など3市4町に隣接し、白石川と蔵王山系に囲まれた交通の要衝に位置します。
地名の由来も、こうした地域の中心性を示すように、中世の館を核として成立した点が特徴です。
同じく館や城主の呼称に由来する地名は東北地方に多く、村田町もその一例として位置づけられます。
特産・名物
村田町は宮城県南部に位置し、自然豊かな環境で農業と畜産業が盛んな地域です。特に代表的な特産品として、霜降りサシが美しく高品質な「A5 ランク仙台牛」があります。
また、南に白石川が流れ、西に蔵王山系を望む土地で栽培される良質な米も名物です。「つや姫」や「ひとめぼれ」などの奨励品種を中心に、農家直送の精米店から提供される安全安心な米は、粒の大きさや旨味が特徴で、町内でも多く生産されています。
さらに、地元産の原材料を使用した加工食品も特筆すべき名物です。「むらた 85」発酵カレーや「伊達藩納豆」、味噌などの郷土料理をイメージした商品が、町内で製造・加工されており、その味わいは村田町の食文化を象徴しています。