語源
紀北町(紀北)という町名は、平成17年(2005年)に旧紀伊長島町と旧海山町が合併して新町が発足した際に採用された名称です。町名の「紀北」は、旧紀伊長島町・旧海山町がともに紀伊国の北部にあたる地域であることを示す呼称で、地理的な位置を端的に表しています。
町の公式資料では、合併後の新しい町「紀北町」が誕生したことが示されており、旧2町が歴史的・地理的に結びついた地域であることが説明されています。したがって、紀北町の地名は、古い集落名をそのまま継承したものというより、合併を機に地域の位置関係を表す名称として定着したものといえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 平成 | 紀北町 | 2005年10月11日、旧紀伊長島町と旧海山町の合併により成立 |
| 昭和 | 紀伊長島町・海山町 | 現在の紀北町の前身となった自治体 |
| 明治 | 長島村、二郷村、赤羽村、三野瀬村、引本村、相賀村、船津村、桂城村など | 町域内の各地域が町村制・町村合併で再編 |
地名の特徴
紀北町の「紀」は紀伊国に由来し、「北」はその北部に位置することを示します。三重県南部の熊野灘沿岸にあり、旧紀伊長島町と旧海山町がともに水産業・林業を中心に発展してきたことから、地理・歴史・生活圏の一体性を踏まえた町名として理解できます。
同じく旧国名や方位を組み合わせた地名は各地に見られますが、紀北町の場合は合併新設町名としての性格が強く、地域の広域的なまとまりを示す名称になっています。
特産・名物
紀北町は「さかなのまち」として知られ、温暖多雨な気候と黒潮が育む豊かな水産資源が特産の柱だ。地元で水揚げされた魚をその日のうちに干した「干物」は代表的な特産品で、鮮度抜群の一夜干しがふるさと納税返礼品として提供されている。カツオを使った「カツオギョーザ」「カツオカツ」など個性的な魚の加工品も地域ならではの特産品だ。「尾鷲ヒノキ」は多雨多湿な環境が育む赤みを帯びた銘木で、カバンや木工品への加工を通じた工芸品も返礼品に登録されている。豊かな海と山の恵みを活かした食品と工芸品が、紀北町のふるさと納税返礼品を彩っている。