語源
「佐川」の由来として、次の2つの説が伝えられています。
- 逆川(サカガワ)説 — 高知県は四国山脈の南に位置するため川はふつう北から南へ流れるが、柳瀬川など佐川の川は北に向かって流れており、ほかの川と逆である。そこから「サカガワ(逆川)」、転じて「サカワ(佐川)」になったといわれる
- 狭川(サカハ)説 — 「狭い谷間の川」の意味で「サカハ(狭川)」に由来するとする説
いずれの説も、この土地の川のありようを出発点にしています。流れる向きに着目するか、流れる場所の狭さに着目するかの違いで、川に由来する地名だという点では一致しています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 佐川 | 柳瀬川流域の地名として成立 |
| 江戸 | 佐川 | 土佐藩筆頭家老・深尾氏の城下町として発展 |
| 昭和 | 佐川町 | 町制施行後の行政地名として定着 |
地名の特徴
佐川町は高知県中西部、高岡郡に属し、仁淀川の支流である柳瀬川沿いに開けた盆地の町です。川が北へ流れるという土佐では珍しい条件が、そのまま地名の説明に使われている点が特徴です。
江戸時代には深尾氏の城下町として栄え、造り酒屋の酒蔵や旧商家の町並みが今も残ります。
特産・名物
- さかわの地乳:大正時代から続く吉本乳業が製造する、佐川町産の生乳を使用した牛乳。2013 年の「ご当地牛乳グランプリ」で金賞を受賞しており、学校給食にも利用される安心安全な商品です。
- 新高梨:高知県の代表的な品種で、佐川町では特に大粒で甘味が特徴。黒岩地区を中心に栽培され、収穫体験や直送セットとしても人気があります。
- 冷凍ベリー類:ブルーベリーやブラックベリーなど、農薬不使用で育てた果実を冷凍した商品。樹上完熟の手摘み品を使用し、スムージーやジャムとして加工されています。
- 野菜セット:地元の産直市「はちきんの店」から新鮮な野菜を直送するセット。ピーマンや白菜など、苦みが少なく食べやすい品種も選べる。