🗾 地名由来辞典

南国市 ( なんこくし )

高知県 / 南国市

AI生成・人間確認済み

市名は「南国」の字を用いるが、読みは「なんこくし」。市の説明では、「みなみのくに」という意味と、「くに」に濁点がないことから、「国」を「ごく」ではなく「こく」と読むことで見解が一致したとされる。

語源

南国市の市名は、1959年(昭和34年)10月1日、後免町・香長村・野田村・岡豊村・岩村(香美郡)の5町村と介良村の一部(伊達野地区)の合併による市制施行にあたって新たに定められたものです。市名候補には「城東市」「嶺南市」「後免市」「香長市」「南国市」「南海市」「黒潮市」などがあり、その中から「南国市」が選ばれました。高知県の中央部、香長平野に位置し、黒潮に洗われる温暖な気候や住民の気風を表し、呼びやすく書きやすいことなどが決め手とされています。

読みは 南国(なんこく) しで、しばしば「なんごくし」と誤読されます。市の説明によれば、「みなみのくに」という意味であることと、「くに」には濁点がないことから、「国」を「ごく」とは読まず「こく」と読むことで見解が一致しました。このほか、「ごく」が「獄」に通じるのを避けることも考慮されたという説もあります。

歴史的変遷

時代呼称備考
昭和日章村1942年(昭和17年)7月1日、田村・立田村と三島村の大部分が合併して発足。三島村のうち上岡は野市町に編入された。
昭和後免町1956年(昭和31年)9月30日、長岡郡南部16町村のうち北部地区の後免・長岡・久礼田・上倉・瓶岩・国府の6町村が合併し、後免町の名で発足。
昭和香長村1956年(昭和31年)9月30日、後免町の発足と同時に、南部の大篠・三和・十市・稲生・日章・前浜の6村が合併して発足。
昭和南国市1959年(昭和34年)10月1日、後免町・香長村・野田村・岡豊村・岩村(香美郡)の5町村と、介良村の一部(伊達野地区)が合併して市制施行。

町村合併促進法(1953年)のもとで、岡豊・上倉・瓶岩・久礼田・国府の5か村による合併協議(1954年〜)や、嶺南16町村の合併構想が持ち上がりましたが、いずれも実現しませんでした。1957年(昭和32年)3月には、高知県知事が後免町と香長・岩村・野田・岡豊・介良・大津の6か村に合併を勧告しました。賛否が分かれ曲折を経た末に、大津・介良の両村は加わらず(介良村は伊達野地区のみ参加)、上記の形で南国市が誕生しました。

地名の特徴

南国市は、四国山地が尽きて高知平野が開ける場所に位置し、交通の要衝となっています。

また、市内や周辺では「なんごく」と読む表記も見られ、南国サービスエリアや「なんごく・こうち拠点都市地域基本計画」など、地域名としての別表記が併用される例があります。

特産・名物

南国市の特産品として、坂本龍馬の好物だったことでも有名な「シャモ肉」が挙げられます。豊かな風味と程よい歯ごたえが特徴で、鍋料理やレバーなど調理方法も幅広いです。

また、葉ニンニクも人気の特産品です。成長途中の若い葉は、みずみずしさとうるおい、そして高い栄養価があるため、健康志向の方にもおすすめです。

さらに、太平洋に面した南国市では漁業も盛んに行われています。くろしお海流の荒波に揉まれて育った「ちりめんじゃこ」は、旨味や甘みが存分に含まれています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-26