語源
東串良町の地名は、もとの「串良」に方角を示す「東」を付けたものです。町の概要によると、もとは「串良郷」と呼ばれ、明治22年(1889年)の町村制施行で串良川を境に西串良村と東串良村に分村し、昭和7年(1932年)の町制施行で現在の東串良町になりました。
つまり、地名の核は古い地域名の「串良」で、「東」は西串良村と対になる位置関係を示す区分語と考えられます。鹿児島県の地名由来紹介でも、県内の地名には方角や地形に由来するものが多く、東串良もその一例といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸時代 | 串良郷 | 13か村を包括していた地域名 |
| 明治 | 東串良村 | 町村制施行により串良川を境に分村 |
| 昭和 | 東串良町 | 昭和7年10月に町制施行 |
地名の特徴
東串良町は肝属平野の東端に位置し、平坦な地形が広がる町です。地名そのものは方角由来ですが、背景には串良川を境にした地域区分があり、同じ「串良」を冠する西串良との対比で理解しやすい名称になっています。
同様に、旧来の地域名に「東」「西」などの方角を付して成立した地名は各地に見られ、行政区分の変化とともに定着した例として位置づけられます。