語源
郡上は、古代に成立した郡上郡に由来する地名です。『日本大百科全書(ニッポニカ)』では、岐阜県中西部の古代からの地名で、855年(斉衡2)に武儀郡から分かれて郡上郡が成立したとされます。市名はこの旧郡名を受け継いだものです。
また、文献によっては「群上」とも書かれたことがあり、長良川上流域の地域名として広く定着してきました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 平安 | 郡上郡 | 855年(斉衡2)に武儀郡から分立して成立 |
| 江戸 | 郡上 | 郡上藩の中心地として発展 |
| 明治 | 郡上 | 県制の変遷を経て岐阜県に編入 |
| 平成 | 郡上市 | 2004年、郡上郡の7町村が合併して市制施行 |
地名の特徴
郡上市は長良川上流域に広がる広大な市で、旧郡上郡の範囲をほぼ受け継いでいます。地名としての「郡上」は、行政区画の変遷を経ても地域名として残り、現在も「郡上八幡」などの形で広く親しまれています。
同じく旧郡名を市名に転用した例としては、郡名由来の地名がそのまま自治体名になった各地の市町村があり、郡上市もその一つです。